安達哲の作品一覧・作者情報

安達哲作品のレビュー

  • リンゴさん
    5.0
    推定3歳のとある双子の姉弟の巣鴨での日常を全編カラーで描かれた作品。
    双子の両親は仕事で常に不在なので、優しいご近所さんたちにいつも見守られながら暮らしています。
    癒やしやほのぼのした雰囲気の中に、ちょっぴり切ない部分もあってそこがいいなと。カラーの色合いも自分好みです。
    二人ともちょっと菩薩みたいな雰囲気があるというか、特に姉(地主おねい)のキャラデザが独特で印象に残ります。あのおでこに触ってみたくなる。

    同作者の、最終巻が衝撃の内容だった「さくらの唄」(たしか有害図書指定かなんかをくらってた)とは随分と違うテイストの作品だったので、作風の振り幅がすごいなと感心させられました。
    最近ちょっとネットで調べてみたら、2023年に「キング姉弟」というタイトルで新連載が始まったそうです。作者さんがまだまだご健在でなによりです。
    2024/01/03