冬になってマラソンや駅伝、室内スポーツが盛り上がってきました。けれどスポーツ観戦
って実は専門知識が必要で、思ったよりも難しいんですよね。
そこでオススメ
なのが基本的なルールから選手の心理状態まで描いてくれるスポーツマンガ。不朽
の名作から話題の最新作まで、オススメのスポーツマンガをご紹介します。
最初に紹介したいのがこの『かなたかける』という作品。「人を追い越すのが好き」な主
人公の”かなた”という女の子を中心に描かれる駅伝マンガです。
この作品の見所はなんとい
っても元箱根駅伝のランナー(!)である著者の高橋しん先生が描く、スマートな線で表現
されたレース中のリアルな感覚!
コマの中でタスキを繋ぐキャラクターとまるで同じ空気
に触れているような臨場感があり、思わず走り出したくなるような作品です。
2002年に実写化、2014年にアニメ化もされたこの作品は、タイトルの通り卓球に青春をか
けた高校生たちの物語です。
大筋は主人公である”ペコ”と”スマイル”の成長を描いた作品で
、一見クセの強い絵柄ですが、力強い筆致は試合シーンの迫力を最大限に引き出していま
す。
また、登場するキャラクターは全員にそれぞれの物語があって、各キャラクターの目
線から物語を辿るという楽しみ方もあり、一度読んだら何度でも読み返したくなるような
作品です。
気付いたら青年マンガばかり読むようになっていた私が久しぶりに熱中した少年マンガが、こ
の『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』です。
ダンスについての丁寧な解
説とスポーツマンガらしい熱さが込められた作品で、全くダンスに関する知識がまったく無
い人にも気軽に読め、全10巻と読みやすい量であるというのもおすすめできるポイントで
す。
フィギュアスケートもいいけれど、競技ダンスもテレビ放映されないかなあ、と思う
ようになりました。
「修斗」という、いわゆる総合格闘技を取り扱った作品です。こちらはまさに青年マンガと
いった内容で、
「何のために」「誰のために」格闘技を続けるのかというテーマをコメデ
ィチックな表現を混ぜながら繊細かつシリアスに描いています。
私は以前柔道を10年ほど
続けていたのですが、動きが微妙に違ったりすると歯がゆい気持ちになってしまうんですよね。
しかしこの作品はプロ選手に愛読者がいるほどのリアルさ!格闘技の経験がある方
もない方もぜひ一度手に取って頂きたい作品です。
大人になってからも本気でスポーツをするのはプロ選手だけだと思っていませんか?
この
作品はバレーボールの実業団チーム(いわゆる社会人チーム)に所属する人々が仕事とバレ
ーボールを”仕事優先”で両立するという作品です。
好きなことをやめられない人々が悩み
ながらも仕事とバレーに真剣に取り組む姿がリアルに描かれており、まだ始まったばかり
の作品なので、今後の展開がとても気になっています。
個人的には主人公が眼鏡を掛けているということがポイントです。