冬に読みたい!アイススケートをテーマにした名作5選

甲子園の空に笑え!
氷上のクラウン
キス&ネバークライ

羽生結弦選手が大好きな兎来です。もうすぐ平昌オリンピックですね。
冬季五輪の花形競技と言えば、やはりフィギュアスケートは欠かせません。
今回は古今の傑作スケートマンガをご紹介します。
読んでおくとより観戦が楽しくなるかも!

甲子園の空に笑え!川原泉

川原泉先生の描く珠玉のスケートマンガ『銀のロマンティック…わはは。』が、この短編集には含まれています。
「アーティスティックインプレッション」など、昔のスケートの採点方式はこの作品で覚えました。独特のユーモアセンスで楽しく読めながらも、非常に胸を熱くさせる展開と演出は数多くある川原作品の中でもトップクラス。
当時としては極めて珍しかったクワドラプルへの開眼の切っ掛けとなる見開きシーンは永遠に忘れられません。

氷上のクラウンタヤマ碧

「また素晴らしいスケートマンガが出てきた!」と、一読して膝を打ちました。
主人公とヒロインの関係性が、通常の物語のそれに加えて、お互いを意識し合いながら真剣に競い合うライバル同士でもあるという部分が実にに良いです。

キス&ネバークライ小川彌生

日本のみならず、海外でもドラマ化された『きみはペット』の小川彌生先生のもう一つの秀作。
小川先生らしく、純粋に競技を描くのみに留まらず、元世界ジュニア優勝経験がありつつもアイスダンスをやりたいと願ってきた ヒロインの過去を取り巻く謎をサスペンス的な要素も持たせて進行させて行き、「この先どうなるの!?」とグイグイと引き込ませる構成力は流石です。
男子シングルを描いた『銀盤騎士』と併せて楽しんで下さい。

アイスフォレストさいとうちほ

『少女革命ウテナ』や『とりかえ・ばや』でお馴染みのさいとうちほ先生。
僭越ながら弊店でサイン会&複製原画展を開催したこともあるのですが、ご本人も非常に優雅で麗しい方でした。
そんなさいとう先生がフィギュアスケートを、アイスダンスを描く。それは間違いないですよね。
耽美な画風と作品内容が非常にマッチしており、演技のシーンの美しさは無意識に拍手喝采してしまうほど。読み出すと止まらないタイプの作品です。

ワン・モア・ジャンプ赤石路代

『ないしょのハーフムーン』や『プライベートアクトレス』などがドラマ化された赤石路代先生が、小学館漫画賞児童部門をこの作品で受賞しました。
ちゃおに載っていた作品ではありますが、肉親を立て続けに喪っていくヒロインの境遇はかなり過酷。
競技への取り組みも、少女マンガらしい恋愛も、大人が読んでも十分楽しめる内容です。
後に描かれた『ファイヤーオンアイス』共々、ウィンターシーズンにぜひ読んでみては。