やっぱり文学が好き。読むと読書がしたくなるマンガランキング

文豪失格
バーナード嬢曰く。
最果てにサーカス

今ではマンガ7割、小説3割と文学に触れる機会が少な目のミーハー女子ですが最近では文学寄りのマンガも増えてきたのでバランスよくマンガを読みたい!という人にオススメです。
ちなみに今年はカズオ・イシグロ先生の作品もちゃんと読みましたよ。

文豪失格千船翔子

文豪の人間臭いところを知りたい、親近感を持ちたい人にオススメ。
このマンガでは、文豪たちは亡くなって、天国で再会しているという設定です。もうこれだけど読みたくなりますよね。中身をちょいと紹介すると芥川龍之介を尊敬しまくっていた太宰治が、「芥川賞」がほしくてほしくてたまらないとか、なんか面白くないですか。
想像で語られている文豪を更に想像豊かにデフォルメして登場するので見ていて飽きないです。なるほど親近感でまくりです。

バーナード嬢曰く。施川ユウキ

もっと読書を自由に!そんな帯がついている読書あるあるマンガです。
読んだことがある作品がネタになっていると妙に嬉しく誇らしくなるし、 知らない作品が出てくると読んでみたくなったりと、より読書が楽しくなる作品です。
読書好きが読んだら楽しいマンガは新ジャンルです。あとがきで読書感想文を書いていたわたしは主人公のキモチちょっとわかります(苦笑

最果てにサーカス月子

文豪はだいたい女々しい。想像通りです。
「芸術とはなんのためにある?芸術とは我々のためにあるのでは?」才能ある人は努力しますけどなんかポリシーが一本筋通ってて良い意味で頑固だ。そして文学入門書としてはちょうどいい柔らかさです。
「詩人」って今の時代ほぼ出会うことのない職業だけど今でいうyoutuberも100年後は詩人のような感じなんでしょうね。

花もて語れ片山ユキヲ

朗読を題材とした珍しいマンガです。
朗読って難しいんですよね。子どもの読み聞かせもわたし苦手で絵本朗読アプリを使って一緒に絵本を楽しむという情けないママでございます。でもプロの朗読って不思議なことに話しの内容が脳内再生完璧にできるんですよね。
読み手はイメージできなければ声に出せない、そのために繰り返し読むことで正確なイメージを構築する必要がある。朗読道は奥深いです。

月に吠えらんねえ清家雪子

久々に良い意味で狂気感じるマンガの紹介です。
詩人/萩原朔太郎が主人公の創造の世界。萩原朔太郎の「月に吼える」を文字ってつけてあるタイトルのように作者は、各詩人作家の性格やクセを丁寧に調べてキャラクターをデフォルメすることで彼らの作品から想像できる世界観が魅力です。
こうゆう地道な取材の上で成り立っているマンガは本当に尊敬に値します。萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、高村光太郎たちのギリギリをマンガで是非。