憧れたアノ頃へ戻ろう！30代が懐かしく浸れる芸能界マンガ5選

NYハーレム育ちの遊は、芸能プロ社長・矢崎にスカウトされ「男」として日本でデビューすることに。
異国情緒とボーイッシュな主人公、そしてシリアスな展開。そんな独特の世界観を持ち、映画を見ているような感覚で読める味わい深い作品です。こんな大人女子向けの設定なのに、昭和60年前後に『ちゃお』で連載されていたことに驚き！　
登場人物たちの複雑な心がリアルに描写された、隠れた名作ヒューマンドラマだと思います。

16歳の亜未は人気男性アイドルグループ・ダーウィンの望と出会って芸能界へ。
「亜未はオレのものだ！」始め、望の亜未に対する愛情表現がどれもベタでクサくて、キャー！！　なものばかり。恋に恋するお年頃、の妄想が彷彿とします。
また、望へのひたむきな愛が芸能活動のモチベである亜美。その姿は、恋が仕事を順調にさせることを、オトナ女子に思い出させてくれます。久々に、日常にトキメキが欲しくなりました。

演劇が大好きな15歳の女の子・久世マモルは、大学生のプロダクション社長・東条一葉にスカウトされ女優を目指すことに。
芸能マンガといっても、演技に対するプロ意識がめちゃくちゃ高い主人公たち。そんなプロ根性溢れる登場人物たちが試練を乗り越えていく姿に、仕事に日々奮闘する自分を重ねたくなる作品です。
まさに『ドリーム・ラッシュ！』、夢のために全力疾走するマンガです。やる気を高めたい時に読むべき一冊。

病に倒れた双子の姉の身代わりに、アイドル歌手を務めることになってしまった美形男子高校生・陽太。彼の奮闘を描いたコメディ。
姉の月野に恋する権俵に迫られたり、ステージに緊張したり。常にオロオロしてる陽太が可愛すぎて終始ニヤニヤが止まらない！　自信を失った陽太を励ます姉弟愛も美しすぎ。
ラストは「こうくるか！」と思わされたひねりある結末で、いつまでも読後感がじんわり残る作品です。

歌うことが大好きな彩音は、バイト先のライブハウスに現れた椎名との出会いをきっかけにデビュー。
劣等感や失恋。普通の女の子要素が強い彩音だからこそ、応援したくなる気持ちが刺激されてどんどん続きが読みたくなるのです。
椎名はミュージシャンと言えば男はロン毛だったあの時代のヒーロー。なのに、徹底されたクール男子っぷりから古さはゼロ。このマンガを読んだ後、つい街中でロン毛男に反応してしまうこと間違いなしです。