腐女子あるある！腐った女子を可愛く描いたマンガランキング

映画化に続き、2018年にはドラマ化も決定した東村アキコ先生の名作マンガです。
主人公が暮らすのは女子限定のアパート。住人達のメンツが濃い！ 全員オタクオーラを放出しまくっているのに、なぜだかめっちゃ可愛い。東村アキコ先生のオタクへの愛が感じられる一冊です。
このマンガは、東村アキコ先生と親交の深い、漫画家・山田玲司先生の『Ｂバージン』からの影響も受けているとのこと。本作が気に入ったら、『Ｂバージン』もぜひ。

「どれだけ見栄をはったって、私達ＮＡＮＡみたいにおしゃれにはなれないんだから」と自己卑下しながらも、めちゃくちゃ楽しそうなルームシェア生活がここにあります。
一人はエロゲ好き、一人は腐女子、と方向性の違うオタクながらも、好きなものに対する熱量はどちらも負けずにめっちゃ熱いんです。自分の好きなものについて、熱く語れる仲間とのルームシェアなんて、楽しいに決まっていますよね。

漫画家を目指すアシスタントたちの日常を描いた物語です。
「この墨汁って攻め？ 受け？」「メガネ×ヒゲキャラの方が萌えるかも」こんな会話が飛び交う仕事って……漫画家アシスタント以外ないのでは？腐女子にとって理想的な職場がここにあります。
アシスタント業務についても細かく描かれているので、腐った女子だけではなく、漫画家のアシスタントに興味がある、という方にもお勧めできる一冊です。

「同人誌即売会」や「乙女ロード」「声優の握手会」などなど、オタクならではの単語がこれでもかとでてくる、腐女子マンガの草分け的存在のマンガです。
このマンガを見ていて一番感じたことは、「オタクって、めっちゃ楽しそう！ 人生謳歌しすぎ！」ということ。自分が好きと感じたことをとことんまで追求して追い求めるその姿は、憧れといっても過言じゃないかも。

ホスト、不倫、引きこもり、マンガオタク、様々なタイプの人物の悲喜こもごもを描いた物語です。
それぞれの問題と折り合いをつけながら、前に進んでいこうとする姿に勇気をもらえます。「このひとは脇役です」「悪者です」という適当なキャラクターがおらず、一人一人、たとえ脇役であったとしても、しっかり人間として描き込まれた、丁寧につくられた作品だと感じました。