皆さんは今住んでいる部屋に満足していますか?
私はマンガの置き場がなくなってきたので
そろそろ引っ越したいなあと思っているのですが……。
「衣食住」という言葉もあるよう
に、生活の基盤である住居のことは真剣に考えたいですよね。
ということで今回はズバリ
「家」をテーマにしたマンガ作品を5冊紹介します。
バブル経済後期の東京を舞台に、“設計ミスで物理的に傾いた会社”と”中学を卒業したばか
りの女の子”が主人公のアパートに転がり込んできて……というストーリーのラブコメです
。
すでに完結して20年が経過した作品ですがどことなく新鮮で、当時の社会事情が物語の
進行に大きな影響を与えており、不思議と何度も読み返してしまう名作です。
自分の部屋
を探すために奔走する主人公が最終的に取った選択に驚くこと間違いなし!
私のマンガオ
ールタイムベストのうちのひとつでもあります。
アルバイトでコツコツお金を貯めて自分の夢であるマンション購入を目指す主人公を中心
に、その周囲の人々の「住むこと」に対する考え方をまっすぐに描いている作品です。
自
宅は普段私たちが何気なく生活している空間ですが、そこに求める条件や価値観は全く違
うのだということに気付かされます。
自分の理想の生活空間を考えながら読んでみるのも
いいかもしれませんね。
昨年NHKでドラマ化もされたので、そちらも合わせてどうぞ。
12話のオムニバス形式で、とある団地に暮らす人々の生活の一部を映した作品です。
新婚
夫婦がベランダから遠くの花火大会を観たり、男子高校生が近所のおばちゃんと交流したり……。
私は生まれてから今までずっと団地暮らしなのですが、「こういうことあるよな
あ」という共感と、素朴でありながら胸を打つひとつひとつの物語に面白さを感じました
。
集合住宅に暮らす人もそうでない人も、団地の暮らしを覗いてはいかがでしょう?
理系ダメ学生が友人や教授に振り回されるコメディであるこのマンガの最大の特徴は「登
場人物が主人公だけ」という点。
他の人間は登場しないというわけではないのですが、メ
ールや電話だけで描写されているのです。
人が全然出てこないのに少しずつ物語が続いて
いくという不思議な感覚と、主人公以外の顔が見えないということから生まれる叙述トリ
ックが見どころです。
さらに舞台となっているのはすべて主人公の家の中ということで、
まぎれもなく「家マンガ」。
半径数メートルの空間で繰り広げられる”世界一狭いコメディ
”かもしれません。
ここまでの作品とは違い、こちらは「家を作る」マンガ。自分のやりたいことは「マンガ
を読みながらゴロゴロ暮らすこと」であるということに気付いてしまった主人公の女子大
生が大学を中退し、祖母が遺した理髪店を改築して住むために奮闘する、というお話です。
。”なにもしない”ために家を作る技術を学び、住処を手に入れることの大変さに気付く主
人公の姿が印象的で、本末転倒さを感じながらも、「人生に楽な道なんてないんだなあ」
という気持ちにもさせられます。
まだ1巻が出たばかりで、今後が楽しみな作品です。