今年発売された作品の中から、とくにしみじみ楽しめたものをピックアップしました。
胸をガッと捕まれたら、グイグイと物語に引きこまれます。
読んだ後に「ほう〜…」なんてため息ついて物語にふけっちゃいましょ!
会社で空気を読みすぎて同僚には嫌われ、彼氏には見下され、とうとう過呼吸を起こして退社した凪。
もう不幸のどん底です。でもしがらみから逃れたあとは、慎ましく、でものびのびとした生活が始まります。
この作品を読んでいたら、あくせく生きるのがバカバカしくなっちゃいますよ。
人付き合いに疲れた人はどうぞ!
肩書きがあればいいわけじゃない、人の言いつけを守ればいいわけじゃない。
自分で考えて、自分で決めて行動することの大切さを教えてくれる宝物のような本です。
内容はマンガパートと文章パートに分かれています。
文章パートの熱量の高さに圧倒されるけど、ここはじっくり読んで考えたいところ。物知りにもなりますぜ!
明治時代に社会が急激に変化していく中、呉服店は百貨店へと転身していきます。
波に乗り遅れた呉服屋三つ星がこれからどうなるかが見どころ。
そして登場する人たちはみんな何かを抱えていて、その謎も気になります。
仕事の仕方や、考え方にも学ぶところが大きくて、人生の教科書にしたいくらい!
コンプレックスと嫉妬の物語は、誰にでも経験があって胸を打ちます。
チェロの魅力も存分に描かれていて、習ってみたくなりました。
自分に才能がないのを思い知らされるのは辛いこと。
その才能を持っているのが一番身近な人だったら……?
何かに打ち込むって心苦しさもあるけど、得がたい喜びもあるものです。
ファンタジーの世界にひとっ飛びしましょう。
七人の騎士たちは、それぞれ異なる特殊能力の持ち主。
誰を押すかを考えつつ読むのも楽しいし、彼らのほんのりした恋愛がどうなるかも気になるし、
特殊能力が今後物語にどう影響していくか考えるのも面白いですよ。
ちなみに私は「寒がりや」押しです。
騎士たちの名前もキュート。