少女マンガは短編集が面白い！ チョイ読みマンガランキング

非常に雰囲気が良く感じのよい恋愛マンガです。
思春期の少年少女の微妙で繊細な心を描いてる、、、なんて御託は陳腐な感じしますね。わたし個人的には一口目で美味しい！ という瞬間的に恋する感じよりじんわり温かいスープのような慈悲深い味わいのある恋愛模様が好きだったりします。
この短編集にはそんな温かいエピソードが詰められていますので是非一話目の図書館でのお話でほっこりしてください。自分は好きな人の延長上にいる人ですか？

これだからオムニバス形式のマンガは止められない。
物語の舞台は現代・近未来・死後の世界と多岐に渡ります。まるで世にも奇妙な物語を観ている感覚になります。表紙からわかるように絵がものすごく上手い。マーガレットからこんな展開の作品が出てくるとは思いませんでしたがちょっと将来に期待です。
わたしのお気に入りエピソードは「失恋ファミリーレストラン」です。
強かなオンナコワイですね。

ちはやふるの末次由紀先生の短編集です。
言わずもかな絵がキレイで好きな作風です。作中にあるエピソードで「結婚は怖いよ。繭が見てるようなキラキラしたもんばっかじゃないよ。でももう一回信じるなら君がいい」ってセリフが改めて今日イチ刺さりました。
言われたい、言われたいよ神様。春はもうこないのかな、わたし……。

試し読みを読んでこんなん絶対好きじゃん…というくらいわたしが好きな作風です。
簡単に言ってしまうとタイトル通り友情話なのですが、超モテる主人公が「恋人100人作るより親友1人作るほうが難しい」という件はなんだかずっしりくるものがありました。こんなこと親友に言われたら相当嬉しい。嬉ションする。
そして久々に女の友情っていいなと。わたしもそんなセリフ言ってみたいなと。

「ママはテンパリスト」「かくかくしかじか」でおなじみの東村アキコ大先生のデビュー作です。
「かくかくしかじか」でも語っている生活に困り初投稿作も３日で描き上げて出版社に投稿し編集者さんの目に留まりデビューした作品ですので東村先生の人生においての聖地巡礼のようなキモチで読める作品です。
いやはや才能ある人の初めてのマンガとは思えないところがスゴい。