もしもタイムスリップをしてしまったら……という想像をしたことのある人も多いハズ。
そんな想像を掻き立てるような、主人公がどんな場所でも前向きに奮闘し、懸命に生きようとするタイムスリップマンガ達を紹介します。
デザイナー志望の女子高生が平安時代にタイムスリップ。そこで助けてくれたお姫さまのために、現代の知識や持ち物で問題をどんどん解決させていきます。
現代のファッションセンスを取り入れた平安ファッションがとってもかわいいです。叶うことなら、全部カラーで読みたいと思ってしまいます。
主人公は果たして現代に戻れるか? ではなく、現代と平安時代を行き来しているのも面白いです。
修学旅行で京都を訪れた男子中学生が平安時代にタイムスリップ。かわいらしい見た目もあり、そこで天女と間違われてしまいます。現代に戻る鍵は百人一首。
主人公は女のふりをしたまま、和歌の戦い(歌合)に参加するのですが、和歌が具現化してバトルするという謎展開が面白かったです。
主人公の周囲は雅なイケメン揃いなので、好みのイケメンに愛の和歌を歌ってもらいたい欲求が沸いてしまいます。和歌の勉強にもなりますよ。
女子高生が戦国時代にタイムスリップし、男性のふりをして織田信長の小姓になるストーリー。心理テストの知識を活かし、占い師のふりをして信長に会い、そのまま気に入られて小姓になるシーンが印象に残りました。
超美形有能小姓集団の一人という羨ましい立場になりますが、戦国時代の大変さを思うと羨んでばかりいられません。戦国時代をどう生き抜くのか、そして現代に帰れるのか、ドキドキハラハラする作品です。
食べるとタイムスリップする奇跡の金平糖があり、収録されている短編4作それぞれの主人公が過去へタイムスリップします。時代はそれほど遠くなく、数年前から昭和くらいまで。
何か思い入れのある時代・場所に飛び、主人公たちはそこで誰かとめぐり逢い、ときに励ましときに励まされ、そして満足すれば現代へ戻ります。どれもほろりと泣いてしまう心温まるストーリーばかりなので、静かな夜にゆっくり読むのがおすすめです。
大学を卒業したものの就職が決まらない女性と、その父親が1969年にタイムスリップ! 女性はそのままですが、父親は記憶を保持したまま5歳児になっていました。元の時代への帰り方もわからないため、ひとまず二人はその時代で過ごすことに。
今まであまり会話していなかった父親とよく話すようになり、父娘が家族としての仲を深めていく様子がよかったです。ラストは思わず泣いてしまうシーンもありますが、全体的にほっこりした明るいストーリーです。