「年の差」があるから諦める?それとも一層燃える?年の差恋愛マンガの必読級、集めました

初めて恋をした日に読む話
カツカレーの日
長閑の庭

恋愛は障害があればあるほど当人たちは燃え上がるもの。その一つの代表が「年の差」です。
一回りから二回り、あるいは三回り近く離れているものまで……。
様々な年の差恋愛をお楽しみ下さい。

初めて恋をした日に読む話持田あき

言うなれば、『ビリギャル』の男女反転バージョン。落ちこぼれの男子高生が東大を目指すのをサポートする女講師の物語です。
ただ、そのヒロインのアラサー女講師のキャラクターが独特で魅力的です。
自らの弱さを認め、それが故に努力を重ね、そうして得た経験を大切な生徒へ伝えていく様子に胸を打たれます。
程よく混じったシリアスとギャグ、そして恋愛パートの意外な展開もあり、続きが非常に気になります。

初めて恋をした日に読む話の画像

カツカレーの日西炯子

年の差恋愛マンガと言えば、『姉の結婚』や『娚の一生』の西炯子先生を外すわけにはいきません。
本作では、恋やお見合いが失敗続きな28歳のヒロインが、五十路の男と関係を進展させて行く物語が描かれます。
とあるカフェにある交流ノートを通じてやり取りしていくというアナログなコミュニケーションがとても良い味を出しています。
思わず私の店にも交流ノートを置いてしまいました。
無骨なイケオジの見せる表情の艶めかしさや、スマートな所作、ニクい台詞の魅力は流石の一言です。

長閑の庭アキヤマ香

年の差モノにおいて、教師・教授と生徒というのは鉄板設定ですね。
こちらもその一つ、教授に憧れる女学生の物語です。ただ、この物語のヒロインが想いを寄せる教授は、64歳。23歳のヒロインとは実に41歳差です。
しかし、メガネと白ワイシャツにネクタイの似合う知的なロマンスグレーに憧れる女子は一定数いるのではないでしょうか。
しかも、普段は厳格で学生に恐れられていながら、かわいい面でギャップ萌えさせてくるのでズルいです。
枯れ専の方は必読。

キスよりも早く田中メカ

こちらも女生徒と担任教師の恋愛を描いた物語です。
路頭に迷い、弟を養うために最初は先生を利用する位のつもりだったヒロインの気持ちが徐々に揺れ動いていく過程がたまりません。
12巻の長さがありますが、綺麗なラストとなっていて満足度が高いです。
甘々な年の差モノをそれなりの巻数じっくりと味わいたいという方はこの本を手に取らない理はありません。
田中メカ先生の端然とした画風とお話は男女問わずお薦めできます。

恋は雨上がりのように眉月じゅん

近年の恋愛マンガの中でも、最高峰の一つとなっているのが本作。
凛としたクールな黒髪ロングの美しい女子高生であるヒロイン・あきらの想い人は、バイト先のファミレスで店長を務める40代子持ちの冴えない男。
あきらだけが鋭敏に感じ取る店長の魅力の数々。
瑞々しさと若干の背徳感のえもいわれぬブレンドがハイクオリティな味わいとなって提供されます。
年の差の要素を抜きにしても、恋愛モノが苦手でなければお薦めしたい一作です。

恋は雨上がりのようにの画像