都会に疲れた時にオススメ!田舎気分に癒されるマンガベスト5

南紀の台所
この街は神さまの庭~四神の京都・町家暮らし~
坂道のアポロン

もみくちゃの通勤電車に押し寄せてくる仕事の山。都会生活はまさにサバイバル。時には羽を伸ばして大自然や郷土のぬくもりに触れたいのでは? そんなあなたに送る田舎気分に浸れるマンガ5選。旅行に行けない時の ”エアトリップ” を楽しみましょう!

南紀の台所元町夏央

旦那さんの仕事の関係で、南紀伊に移住した東京生まれ・東京育ちの蘭。フレッシュな空気、海からも山からもやってくる新鮮な食材、それらで彩られた最高に贅沢な食卓。そして暖かい田舎の人たち……がマンガを通じてすぐそこにあるような感覚に! 
私を含め、地方移住に憧れる都会人にとって、ますます夢が膨らむ作品だと思います。これを読んで、私もさっそく地方物件を漁りはじめてしまいました(笑)。

この街は神さまの庭~四神の京都・町家暮らし~かねもりあやみ

京の都を守る4人の神様x人間の恋愛模様。自分の屋敷の店子に神様たちが住んでいるなんて、それだけで選ばれた感満載なのに、そのうちの一人に好かれちゃうなんて、特別感ありすぎ!中二病時代の乙女心を思い出す……。
朱雀はけっこう人間くさいところがチャーミング。これを読むと、パワースポット巡りの時、祭られている神様を脳内で勝手に「イケメン化」して妄想したくなっちゃいそう。

坂道のアポロン小玉ユキ

時は1966年。横須賀から佐世保に転校してきた薫と、その友人たちが織りなす青春物語。色々な人がいる都会から、土地の人ばかりの地方に転校するのって、「よそ者」扱いされないか不安ですよね。でも、薫たちに「音楽」という共通の目的があったように、何か共有できる夢があれば、どこの土地に行っても仲良くやっていけるのでしょう。
教会やジャズ演奏などお洒落な世界観が描かれていて、マンガにあるような異国情緒ある街に行ってみたくなります!

雨無村役場産業課兼観光係岩本ナオ

少子高齢化の農村で「村おこし」を推し進める、役場勤めの銀一郎と、村の数少ない若手である銀一郎の友人たちの物語。ユーモラスに描かれてはいるものの、村の少子高齢化ぶりにリアリティがあり、本気でこの問題をどうにかしないと、と考えさせられる。
このマンガでは本当に癒される風景や心温まる人間模様が描かれていて、こういう世界はぜひ存続して欲しい! 本作をきっかけに人々が関心を持つようになることを願うばかりです。

百姓貴族荒川弘

北海道で酪農と畑作を営む農家に生まれた荒川弘先生が描くエッセイマンガ。これ、農業や日本の食料生産などについて、めちゃめちゃ勉強になります!
農家あるあるのネタが潤沢で、「農業も面白そう!」って思わせてくれるし、農家さんや畜産動物たちに感謝の気持ちも沸いてきます。都会育ちで農業の現場に疎い人は、ぜひ読んで欲しい愛のあふれる作品です。