まさに“ワン”ダフル!悶絶必至のかわいすぎる犬マンガランキング

青沼さんちの犬は腹黒だ
鴻池剛の崖っぷちルームシェア 犬と無職とバンドマン
愛犬が、私を愛してくれません。どてどてどてちん!

“男は裏切っても、お金と動物は裏切らない”を信念に生きる悲しき独身ライターのLISAです。いや、本当に動物は天使ですよ。だって愛情をかけた分だけ愛情を返してくれるんですから。そんな癒ししかない犬マンガを読んで、その愛らしい姿にぜひ悶絶してみてはどうでしょうか。

青沼さんちの犬は腹黒だ青沼貴子

おそらく多くの人が犬に対して抱いている「飼い主に従順」「甘え上手」というイメージ。しかし中にはそのかわいさを利用して、人間をたぶらかす“ちょい腹黒のワンちゃん”も存在するのです。実際、物心ついた頃から犬を飼っている私も、これまでに彼らの腹黒い一面を嫌というほど見てきました。特に先代のワンコは父親をとことん見下していたため、基本的に父親の存在はフル無視。しかし食事の時間になると父親の元に近寄り「クゥーン」と甘え声を出す。……ま、魔性の女や!
 でもその腹黒い一面も含めてかわいいから憎めないんですよね。そんな犬の意外な一面を知ることができると同時に、改めて犬のことが大好きになってしまう作品です。

鴻池剛の崖っぷちルームシェア 犬と無職とバンドマン鴻池剛

猫のぽんたでおなじみの鴻池剛先生が描く犬マンガ。ひょんなことから犬2匹(+バンドマンの叔母と彼氏)と居候をすることになった鴻池先生。仕事はない、金もない、そして犬は懐かないという悲惨な環境であるにもかかわらず、安定のシュールさで最初から最後まで笑わせてもらえます。なによりマニアックすぎる“犬あるある”が満載の1冊となっているため、犬好きであれば共感すること間違いなし!
 まあ、嬉ションならぬ嬉ウンコだけは飼い主として一刻もやめてもらいたい“犬あるある”なんですけどね……。

愛犬が、私を愛してくれません。どてどてどてちん!高久尚子

私が飼い主であるはずなのに、なぜか私にだけ懐いてくれない。一体、なぜなのか。私が迎え入れたはずなのに、どうしてこの子は私を受け入れてくれないのか!
 ……と、飼い主にとって一番切ないこの状況をリアルかつ面白おかしく描く本作品。愛犬をひたすら溺愛し続ける高久先生と、その愛を徹底的にこばむフレンチブルドッグのどてちん。そんな二人(ひとりと1匹)のやりとりは、見ているだけでこちらまで癒されてしまいます。なによりところどころに登場する実写版どてちん(写真)の愛らしい姿は、犬の飼い主さんでなくてもメロメロになってしまうこと間違いなし!

犬往生 老犬と過ごした21年間日野あかね

犬を飼うということは、命を預かるということ。同時に飼い始めた瞬間からいずれ訪れる“別れ”も覚悟しなければいけません。我が家の愛犬も今年で14歳。昔に比べるとペットの寿命は延びてきたといえども、いつ何時そのときが訪れるかわかりません。そこで私たち飼い主にできることは、いかに老犬が暮らしやすい環境を整えてあげられるか。本作品を読み終え、改めてシニア期に入った愛犬には無理をさせず、極力好きなことをたくさんさせてあげようと思いました。……まあ、その結果「お前は一国の女王かよ」と言わんばかりに愛犬がワガママになってしまったんですけどね。やっちまった、甘やかし過ぎたな。

うちのダメわんこ ガウリン福ユカクマ

人間と同じく、犬にもそれぞれの個性があります。誰にでも懐く甘え上手なワンコもいれば、小心者でちょっとした音にすら恐怖を感じる犬だっているでしょう。そんな性格の違う3匹の犬(マル、トク、福)が登場する本作品では、それぞれの個性が良い味を出していて、思わず「うちの愛犬は福タイプだな」なんて重ね合わせて読むことができます。また、基本的に4コマ形式で物語が進んでいくため、普段マンガを読まない人にとっても読みやすい内容となっているはず。まあ、いくら個性があるといえども「食べ物に対する執念が半端ない」という部分はどの犬にも共通していることみたいですけどね……(汗)。