笑っちゃいけないのに…。経験＆体験内容が面白いマンガランキング

とんでもない場所でくも膜下出血を発症し、生死を彷徨いながら再生を果たすまでのドキュメンタリーマンガです。くも膜下出血という病気がいかに恐ろしいかということがよく伝わってきます。内容自体は笑えるように先生が描いているのでクスクス笑ってしまうのですが、笑って読んでいいのか？と思ってしまうほどリアルな描写ばかりです。
読み終えたらきっと、いま自分ができる事・やりたい事を探したくなりますよ。

発達障害もってます、と言われるとどことなく身構えてしまうのですが、この作品は分かりやすく笑い要素も交えているのでライトな気持ちで読めます。かわいいレベルのミスから、土下座させられるくらい批判を浴びたケースまで様々な実体験がギュッと詰められています。悪くないのに周囲に理解されず悪者扱いされてしまうシーンは本当に心苦しい…。
でも、表紙を見ても分かるように、やらかしながらも毎日楽しいよ〜という心情が伝わります。

東村アキコ先生が実体験を綴る『男の子育児バイブル』とも呼び声高い本作。何もかもが初めての育児に、毎日テンパりまくりだけど、育児ストレスは笑いに変えよう！という姿勢で取り組んでいる様子が、まだ産んだ事のない筆者でも怯えずに読む事が出来ました。なにより息子である・ごっちゃんのリアクションが斜め上すぎて、愛さずにはいられない!!!
思わず声を出して笑ってしまいますので、電車とお子さんが寝静まった後はご注意下さい。

きっとあなたは最初の12ページあたりで、「あ、このマンガ当たりだわ」と気付くことでしょう。多少のフィクションはあるようですが、基本的には鴻池先生の実話体験エッセイマンガです。犬2匹とバンドマンカップルとの貧乏共同生活がリアルかつ面白おかしく描かれていますが、冷静に考えたらけっこうな地獄の日々です(笑)
いやメッチャ面白いマンガなんですが、正直、よく単行本になったなと不思議です。