自分と違う人生や職業を知れるエッセイマンガ集

CREWでございます! スチュワーデスお仕事日記
コミケにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話
僕が私になるために

今、マンガを発表する場は雑誌だけではありません。SNSや個人ブログなどにも、日々面白いマンガが掲載されています。その中で、個人の体験を描いたエッセイマンガが目に見えて多様化しています。あなたの知らない様々な世界を、一冊の本で味わってみませんか?

CREWでございます! スチュワーデスお仕事日記御前モカ

実際にCAとしてバリバリ働いていた筆者が明かす、「スッチー」の裏話満載のエッセイマンガです。
メイクや体調管理から肉体労働まで、美しく華やかなイメージの職業の裏側がコミカルに描かれ一冊でよく解ります。飛行機に搭乗した際の緊急時に絶対に知っておいた方が良い知識などもちりばめられており、ぜひとも一人でも多くの方に読んでおいて欲しいマンガです。

コミケにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話いづみみなみ

「おっさんレンタル」をご存知ですか?
書いて字のごとく、おっさんを選んで雇って好きなことをしたりさせたりできるという驚くべきサービスがこの世に存在するのです。
そのおっさんレンタルを実際に使ってみた筆者の体験を描いた作品です。
「事実は小説より奇なり」というのはこんな時に使う言葉だなと驚嘆しながら、優しいおっさん、いえ、おじさまに癒やされました。

僕が私になるために平沢ゆうな

身体は男性として生まれながら心はまぎれもなく女性だった性同一性障害の筆者が、タイで性別適合手術を受けて身体も女性に生まれ変わるまでの過程を、精神面の推移なども丁寧に追いながら描いた作品です。
最新の施術方法なども驚きますが、特に印象的だったのは身体的にも激痛があるものの、それ以上に精神的に不安になるということ。
こうした人の存在が多く認められるようになり、技術の進歩もあって今後は性別適合手術を受ける人も身近に増えることでしょう。その辛さをこの作品を読むことで少しでも知って、受け入れて和らげてあげることができればな、と思いました。

カルト村で生まれました。高田かや

とあるカルトが根付いた村で生まれ育った筆者が、その村独自のルールに則って過ごしていた"異様な"生活を詳らかに描いた作品です。
こんな所や集団が存在するということは知識で知ってはいても、生々しい体験談として読むとまた違った想いが生じてきました。まだ軽度のカルトだったので筆者も抜け出してこうして本にできた訳ですが、もっと重度の所も当然存在するわけで……。
知っておくことで、世界の多様性の一面に確実に触れられる本です。

カルト村で生まれました。の画像