普段あまり心が動かず洪水のような「ざわ…」を渇望している人たち。
ぜひ自身の棺桶に入れるならこれだというマンガを紹介します。
王道中の王道。学園恋愛部活モノといえば女性向けコミックで連載されてると思いきやこの作品は少年誌で連載されている。
なので女性からの認知度はそんなに高くないだからこそ女性の皆様にぜひ読んでほしい作品。
キャラクターの構成がしっかりしていてすべてのキャラに感情移入させてくれる。
キャラがキャラを裏切らない。
お箏と聞いて敬遠してしまう人もいるだろうが、お箏=古臭いというイメージを簡単に払拭してくれる。
一度読み始めたら最後、次へ次へと進んでしまう。
展開も全然たるくならないので読みやすいはず。俺もすでに五週はしている。
音楽を扱うマンガだと気になるのがやはり音の表現。
音自体をマンガで表現はできないのだが、演奏のシーンでは実際に聞こえてくるような描写で鳥肌ものだ。
まず最初は誰もが思う。ヤンキーがお琴?!ぜひ読んでいただきたい。
ざわざワード
・裏拍の取り方
・水の変態
・「顧問やめてもらっていいですか?」
五巻以内で完結したマンガの中で心の一位。
ちなみに二位は「G戦場ヘブンズドア」だな。
寄生獣を手がけた岩明先生だけあって、
読んだ後に考えさせてくれる時間を作ってくれる作品。
すでに読んだこもことある人、これから読む人に、まず最初に聞きたいのは、最後のページの幸子の言葉、「ようこそ」をどう感じたかです。
あれを初めて読んだ時、意外とあっさりしてて少し物足りなさを感じた。そこまでがすごかっただけに最終話がなぁと感じてた。
ところでこのマンガ、あの練りに練られた謎の解決を見たくて何度も読み返したくなってしまう。
購入から15年経った今でもいまだに年に一回は読み返す。
話は戻って、今ではあの「ようこそ」が最高のエンディングだと感じるようになった。
外のものを排除した閉鎖的な村。古くからのしきたりに、都会に住むその子孫が巻き込まれて行くというありがちな設定なのだが、ミステリーの要素もあり
最終巻での伏線の回収はもはやアッパレとしか言いようがない。
ざわざワード
・村人が見る夢
・カササギの旗
・「窓」ではなく「玄関」
体操王国日本が誇る本格体操マンガ。
あの内村航平選手も愛読している。
技の1つをとっても「マンガだから」出来るということはなく、あくまでも実現できるラインで描かれているので冷めてしまうこともない。
それもそのはず、ロサンゼルス五輪金メダリストの森末慎二さんが監修しているからだ。
実際に当時、マンガの中ではオリジナル技として描かれているものの中には、現在の体操界で実現しているものもある。
現在の体操のルールとは違うのだが、そんなことは全く気にならないほど入り込める。
実際ガンバを読んでから俺も体操にのめり込み試合を生で観に行くほど好きになった。
あくまで個人競技であるはず体操を「チーム」を意識して最後まで描き上げたところがすごい。
挫折、屈辱を味わいながら成長していく主人公やチームメイトの心情に心を打たれてしまう。
コーチもいない実績もない弱小体操部。
そこに入部してきた体操初心者の主人公という初期設定もヨダレもの。
彼らが選んだ練習場は体育館でもなくスポーツセンターでもなくおばあちゃんちの鉄棒だった。
ざわざワード
・他人の視界
・背中の翼
・楽しい体操