すべて完結！まさかこんなに後味のいいラストになると思わなかったマンガBEST ５

設定はファンタジーなのに、人間の醜い部分やひた隠しにしたい部分に切り込んでくるフルーツバスケット。
少女マンガでよくここまで心えぐりますね…と、戦々恐々としたフルバ。
正直ラストへ向け、巻数が上がってゆくたびに恐怖だったのですが、見事に素晴らしいラストを飾ってくれました。
いつ読んでもその時に受け取るメッセージが変わる、何度も読み返したい名作です。

聴覚障害を持つ女の子とその子をいじめていた少年、そしてその周囲にいた人間の変化と成長、そして闇を描く作品です。
いじめ、自殺、トラウマ、心の闇、まあとてつもなく重たいテーマで、こちらも、途中までとんでもない終わり方したら後味わるいから、なんとかいいところでフェイドアウト出来ないかなと悩んだ作品でした。
途中で止めなくて良かったなーと思った、納得感のあるラストでした。

鋼の錬金術師を読んできて感じた事…これ、読めば読むほど終わりが見えない印象をずっと抱えていたんです。
個人的に終わりが無いものを読むのが非常にストレスで、一時期読まなくなった時期があったほど、でもついに終わったと耳にし、読んでみたんですが、ホントにさわやかというか、心地の良いハッピーエンドで終わってくれました。
伏線もいい感じに回収され、終わったときに思わず息がこぼれて、なんだかホントに良かったなって思える作品でした。

実はうさきドロップのラストって賛否両論があるんです。最初は筆者もとんでもないラストだ！となんだか気持ちが悪いと、不愉快極まりなかったのですが、よく考察していくと、そんなことないんですよね。
最初から親子じゃなかったんですよ。
それを回収できたら、ラストがいい終わりじゃない?って思えました。
不快感のまま終わっている皆さん、もう一度読んでみませんか？

「orange」はアニメ化されたこともあって、少女マンガなのに、男性ファンを抱えている珍しい作品。
というのも、この話は「自ら命を絶ってしまう未来をもった好きな人を救えるのか？」という点が鍵。
パラレルワールドというSFチックな設定の中で「後悔しない選択」の難しさと各々の弱さみたいなものがあぶりだされた先で迎えるラスト。オススメです。