動物とのかかわり方を考えさせられるコミックランキング

僧侶である作者が、実際に保護したりであったりしたペットたちから聞こえた声を紹介するコミックエッセイ。
ペットたちの個性豊かな動態と、それを見守る人間たち。ペットと真摯に向き合う作者の姿が、コミックの中から伝わってきます。
もし自分のペットの声が聞こえたら…？ついついそんな妄想もしてしまいます。読めば読むほど、ちょっと温かい気持ちになれる作品です。

動物病院でおきた動物と人間の物語。主人公は、ペット…ではなく、ペットを見る新米獣医。元気が取り柄でときどき空回りしちゃう彼女が、動物にたいして真摯に向き合います。
いろいろな人、動物と出会い、主人公が成長していく姿も見どころです。
元気いっぱいの主人公と動物たち、そして周囲の人たちによる、ほっと心温まるストーリーが、綴られていますよ。

家族と離れてしまい迷子になった猫。小さな少年に拾われたことから、新しい暮らしが始まります。
家に帰りたいけど帰れない。新しい家ですごす温かい日々。文字が少なめで絵本のように綴られる日々は、見ているだけでもほっこり。
おしっこのことをチーという男の子につられて、間違えて自分の名前をチーだと思い込む姿にもきゅんとしますよ！

2010年にドラマ化もされた作品。鳥取という名前からドリトルと呼ばれる主人公を軸に、動物だけでなくそれに関わる人を癒していく物語がつづられている。
各話ごとに読み切りになっているで、一話読むごとに動物とのかかわり方について考えさせられることに。
甘やかすだけがペットとの過ごし方じゃない、本当は気付いていなかった動物の特性なども学ぶことができる作品です。