SFちっく!?ちょっと不思議な世界を描く名作ランキング

月の子 MOON CHILD
ぼくの地球を守って
綿の国星

マンガの世界だからこそ、描くことができる美しい世界もあります。美麗な絵や独特の世界観にハマれば、現実の嫌なことも忘れられるかも! そんな不思議な世界にハマりたいときにぴったりな作品を紹介します。

月の子 MOON CHILD清水玲子

美麗なイラストが特徴的な清水玲子が描くSFファンタジー。人魚姫をモチーフに、チェルノブイリ原発事故をSFタッチで描き出します。
月夜に少年から美少女に変化したシーンは、いつになっても魅力的。恋、執着、嫉妬、疑心……非日常が生み出す葛藤を丁寧に描いているのも特徴です。マンガのエンドが現実であれば、と願ってしまう名作。

ぼくの地球を守って日渡早紀

美しい歌声がまるできこえてきそうなSFファンタジー。90年代花とゆめで連載され、当時の少女たちが夢中になった名作です。
過去に起きたとされる宇宙での出来事でのファンタスティックなシーン、そして生まれ変わり後の現世での出来事。超能力を使ったバトルもあるけど、主人公の美しい心根が一番印象に残ります。徐々に加速する展開に、きっとハラハラしちゃいますよ。

ぼくの地球を守っての画像

綿の国星大島弓子

自分を人間だと思っている猫を描く、ファンタスティックストーリー。
ひろってくれた飼い主家族との、すこしずれた感じのするやり取りに、切なさを感じます。大島弓子らしい、ふんわり美しいイラストと胸がきゅっとするストーリー展開は乙女心を刺激されること請け合い。夢見がちな心を思い出したいときにはぴったりです。実は猫耳の元祖は、この作品だと言われているそうですよ。

CLOVERCLAMP

CLAMPによるファンタスティックな作品。魔導士から仕事を依頼された主人公は、歌う少女を要請遊園地に送り届けるように言われる。
冒頭から繰り広げられる独特の世界観。イラストだからこその表現がたっぷり詰め込まれています。
一コマずつの表現にもこだわりを感じられるのでストーリーだけでなく、絵もじっくりたのしみたいところ!

火の鳥 ―少女クラブ版― 手塚治虫文庫全集手塚治虫

手塚治虫の代表作のひとつ、火の鳥。様々なストーリーがある作品ですが、こちらは少女クラブ版。舞台は歴史好き乙女なら心ときめく、古代ギリシアやローマが舞台。まさに壮大なロマンが広がっています。愛らしい絵柄と宝塚歌劇団のような雰囲気の表現にかつての読者たちはうっとりしたはず。
いつまでも色あせない、手塚ワールドがひろがっています!