子ども眠るまで、ひたすら相手をさせられ、トイレにもゆっくりいけない。束縛の強い彼氏のごとく子どもに振り回され、夜は一緒に寝落ち…。
体も心も酷使されているママたちに、共感しつつもクスッと笑えるマンガを紹介します。
「育児あるある」を描いていながらも、エピソードのひとつひとつがとっても濃厚。
自分の子育てに生かせるかは別として、育児ストレスを笑いで解消できてしまう破壊力を持ち合わせています。
声を出して笑ってしまう危険性もあるので、子どもが眠っている横で読むのは避けた方がいいかも?
子どもとの生活はおもしろいネタの宝庫だと気づかせてくれるはず。
子どもが脈絡もなく口にする発言や、突如訪れるプリンセスブームなどを「伝染るんです。」と同じ温度感で描く本作。
着ているTシャツの柄にもネタが仕込まれていて、笑いのツボをじわじわと刺激します。
テンションやかわいさで表現されることの多い子育てマンガとは一線を画すシュールさがクセになること間違いなし。
「グフフッ」と押し殺したような笑いがこぼれてしまうので、子どもの前で読むと不審がられる可能性も。
仕事も生活もすべて一緒。夫婦でマンガを作っているうめ先生の子育てマンガには、保活から保育士とのやりとりのコツなど、実際に役立つ情報がいっぱい。
大らかな育児をするうめ先生を見ていると、肩の力をゆるめられるかも?
締め切り前に子どもが熱を出すといったエピソードは、「ワーキングマザーあるある」といっても過言ではないはず。
子育てをしているとママへの愛情の強さをひしひしと感じることも多いもの。
しかし、家事と育児のほとんどを専業主夫の夫が担当している作者一家では、どうやら逆のよう。
その時々の思いつきで家族を振り回す型破りな作者。「さすがにここまではできないけど、にぎやかでいいな」と半分反面教師のような気分で楽しめます。