反面教師?共感?女性のリアルな生態を描いたコミックエッセイ5選

岡崎に捧ぐ
中年女子画報
中年女子画報~44年目の春~

一人暮らしでゴロゴロ一日をムダに過ごしたり、「私って女子?大人の女性?おばさん?」と自意識に悩んだり…女子のリアルな姿を描いた作品たちをご紹介します。
「こんなこと考えてるの、私だけじゃないんだ」とホッとできるはず。

岡崎に捧ぐ山本さほ

今、私がもっとも発売を楽しみにしているマンガが本作です。
女同士の友情って、ライバル心からマウンティングしあったり、ライフステージが違う人とは急に疎遠になってしまったり、長くは続かないもの、っていうイメージがありますよね。
でも、本作を読んで、女同士の友情って確実にあるし、女同士の友情だけが、退屈な日常の唯一の希望になることも多いよなあ、と思わされました。
岡崎さんとの友情、なんだかとても羨ましく感じました。

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中年女子画報柘植文

「40にして惑わず」なんて言葉があります。人間40歳ともなれば落ち着いているもの、と思われていたのも今は昔。現代の女性は、40代に入っても気持ちは「女子」な人が多いのでしょう。
本作の主人公も例に漏れず40代に入っても「女子」と「おばさん」の間を漂っています。40代女子の心の葛藤が日常生活レベルで描かれていて興味深い一冊です。

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中年女子画報~44年目の春~柘植文

40歳になったら大人の女性として立派に暮らしているだろう、と予測していたのですが、本作の主人公は、40歳になってもポテチを一袋一気食いしたりと、10代のころとあまり変わらないところも多いようです。
とはいえ、確実に年はとっているわけで、「人生においてやり残したこと」にチャレンジしてみたりと、中年ならではの焦りが垣間見えたりもします。
将来の自分を先取りしてみているような楽しさがありました。

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恋愛3次元デビュー 〜30歳オタク漫画家、結婚への道。〜カザマアヤミ

30歳で結婚した作者が、どうやって恋愛・結婚を成し遂げたのかが綴られています。「成し遂げた」なんて大げさに聞こえるかもしれませんが、カザマアヤミ先生にとっては恋愛・結婚はまさに大事業。
これまでまったく無縁のもので、結婚相手に出会うまでは、一度もお付き合いをしたことがなかったという恋愛音痴だったのです。
オタク街道まっしぐらだったカザマ先生の奮闘ぶりに笑いながら、こんな婚活方法もあったんだーと参考にもなる一作です。

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おひとりさま女子のポチッとお取り寄せフカザワナオコ

本作を読んだら、お取り寄せグルメを楽しみたくなること請け合いです。
お取り寄せって高いイメージがありますけど、フカザワナオコ先生がおっしゃるように、数千円で「待つ楽しみ」「食べる楽しみ」が味わえるんだから単なる浪費ではないですよね。
お取り寄せグルメの詳細や感想とともに、女子の一人暮らしあるあるも盛り込まれていて、共感しながら楽しめるマンガです。

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