親子ってずっと一緒にいなきゃいけないの?親子関係を見直す5冊

ありがとうって言えたなら
それでも親子でいなきゃいけないの?
おやこっこ

普通だと思っていた関係性が実はおかしいことに気が付かない。家族という狭い単位では気が付けないんですよね。
今回は、そんな「家族」について改めて客観視できる5冊のマンガをご紹介します。どこかで苦しんでいるあなたに届きますように。

ありがとうって言えたなら瀧波ユカリ

著者・瀧波先生による、母親の闘病エッセイ。
ワガママで美しく強靭であった母に癌が発覚。信じられない気持ちをよそに、病状は着実に悪くなっていきます。
そんな中、良好ではなかった母親との関係を嫌でも見直すことになり、自身を消耗しながらも一つずつ納得していく先生。
「近しい人の死」に向き合うつらさがリアルに描かれています。
大半の人が経験するであろう親の死。涙なしでは読めない作品です。

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それでも親子でいなきゃいけないの?田房永子

著者と同じ悩みを抱える方々を取材した、人それぞれの"毒親"話が収録された作品。
"子供は親を選んで生まれてくる"という胎内記憶の話を聞いたことがありますが、それは両親との関係が悪い子供にとっては呪いの言葉ではないかと、このマンガを読んで気が付きました。
「自分の親を"しんどい"と思うなんておかしいかも…」と思っている方に読んでほしいです。そして、少しでも希望の光が見えればと願わずにはいられません。

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おやこっこ武田一義

ロクでもない(と思っていた)父に育てられた孝志。長年会わずにいたけど、ある日父が倒れたと連絡があって…。
親子の形は人それぞれ。親と子の数だけ物語がありますよね。大人になってから親の気持ちがわかったり、納得できなくても理解できたりを繰り返し、また一つ自分も年をとっていくんだなぁと改めて思わされました。

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酔うと化け物になる父がつらい菊池真理子

アルコール依存症の父を持つ著者のノンフィクションマンガ。母が自殺した後、なんとかやり過ごそうとする姿が辛すぎます。
依存している人も、その周りの人も辛いことしかない。このマンガでも描かれているように、当事者ほど自分たちの置かれた環境がおかしいことに気が付きにくいものです。
「あれ、身に覚えがある。」という出来事を一つでも見つけたら、一度客観的に見直してみてほしいです。

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特装版「パニック母子関係」曽根富美子

才色兼備で誰からも好かれ必要とされる妻を持った夫の照(てる)。だけど、妊娠をきっかけに妻が豹変してしまいます…。
自分の家庭が異常なのかどうか、当の本人はなかなか自覚できないもの。私も結婚してから、母が過干渉気味であることに気がつきました。時には第三者の視点や、マンガや本、映画などで客観的にみる機会も必要ですよね。
…あなたの家族は大丈夫でしたか?

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