今、埼玉がアツい!?埼玉県を舞台にしたマンガ特集

ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―
刻刻
おおきく振りかぶって

埼玉県知事も読んでいる『翔んで埼玉』の実写ドラマ化も発表され、今後埼玉がますます熱くなることは必至です。そこで、今回は埼玉を舞台にしたオススメマンガを集めました。

ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―小沢かな

熊谷市の妻沼グライダー飛行場を部隊にし、実際にご当地コラボも行われ、作者の小沢かなさんは実際にさいたま県知事を表敬訪問したことも話題となりました。
大学時代に航空部にいた実体験を基に、大学生のグライダー部の活動が描かれていきます。
空を飛ぶ気持ち良さ、そして空から見える景色の美しさがマンガ表現として豊かにたっぷりと描かれます。
そして、困難もありながら真っ直ぐ前を向いて奮励するヒロインが爽快です。

刻刻堀尾省太

今までは隠れた名作扱いでしたが、筆者の『ゴールデンゴールド』が各種マンガ賞でも話題になったことにより、今年になってアニメ化もされた作品です。
こちらは所沢が舞台となっています。時の止まった世界で動ける人間と人外を描くサスペンス&ヒューマンドラマで、緊迫した展開の連続と、張り巡らされた伏線がしっかりと回収されていく様が堪りません。
こんなに面白いマンガはそうそうないです。高い画力にも注目です。

おおきく振りかぶってひぐちアサ

浦和や大宮周辺、朝霞や川越など埼玉県内の多くが舞台として登場する野球マンガがこちら。
アニメ放映時は聖地巡礼も盛んに行われていました。
女性である作者ひぐちアサさんならではの、そこらの女の子よりもかわいい男子キャラクターたちが大きな魅力の作品で、野球を全然知らない女性に勧めても楽しく読んでもらえましたが、
一つ一つの投球に対する心理描写や読み合いの深さは多くの野球マンガを凌駕した水準です。
春のセンバツや夏の甲子園のシーズンになると読み返したくなる作品です。

藍より青し文月晃

こちらは新座、志木、朝霞周辺が舞台となっているラブコメ作品です。
男性向け要素も多い本作ですが、あえて女性にもオススメしたいのはこの作品が本当に綺麗に終幕した純愛モノだからです。
長期連載を経ても大団円とならなかったり、尻切れトンボになってしまったりする作品が少なくない中で、こちらは万雷の拍手を贈られるほどの見事なハッピーエンド。
ドロドロした恋愛モノよりも、綺麗な愛のお話が見たいという方に推薦したいです。

さよなら私のクラマー新川直司

『四月は君の嘘』を終えた新川直司さんが、新たに始めたのは『さよならフットボール』の流れを汲む女子サッカーマンガ。
中学時代は全国3位校の名ボランチとしてユースの代表にも選ばれ、名門・浦和邦成高校に誘われたヒロイン。
しかし、彼女の見初めたライバルと共に弱小校である蕨青南高校に入学するという展開が、王道ですが滾りますす。
魅力的なキャラも続々登場し、序盤から非常に熱い試合模様を見せてくれます。新川さんならではの焦げつくような青春の熱が今後も楽しみです。