少女マンガ並に胸キュン！純愛すぎるBLマンガBEST5

恋をした相手が親友というだけでも悩むのに、主人公のトモは幼少時に親友の目をケガさせてしまい、親友は片目の視力が弱い状態に。
それでも変わらず大切にしてくれる親友を失いたくないと思ったら、気持ちを打ち明けるなんてできないですよね。
親友の優しさやトモを大切に思う気持ちに触れるたびに、トモが苦しんで悩むシーンにはひたすら切なくなってしまいます。
泣き虫なトモの頭をひたすらなでたくなる作品です。

誤解を解いていくシーンを読むと、伝え方を気をつけたり、勝手な思い込みをせず確認してみたりすることが大切だと思い知らされます。
二人は学生時代の過ちと勘違いを何年も引きずったままでいるので、見ていてヤキモキしてしまいました。 「さっさと誤解を解いてくっついちゃえ！」と声にだして言いたくなります。
思い込みと悲しみが強すぎて、「好き」と言われてもいまいち信じられないという葛藤も見ものです！

同性愛の中で大きな障害となりやすいのは、二人の子どもを作れないことだと思います。
好きな人が「いつか家族がほしい」なんて思っていたら、その人との恋に踏み出しにくいはず。
そのことを思い知らされるシーンでは、「この二人は付き合えたとしても、いつか別れる運命かも」と感じさせられました。
結婚や子どもが望めなくてもずっと一緒にいたいかどうか……その葛藤を読んでいくうちに、静かに涙を流してしまいます。

ゲイにとって、異性愛者との恋って危険度高いなーと思います。
たとえ相思相愛になっても、相手は結局女性に目がいくんじゃないか……そんなゲイの不安を暴露するシーンでは、異性愛者が負けじと反論する姿勢に思わず拍手！
子ども時代はたぶんこんな悩みもなかっただろうに、大人になるといろいろなことを考えて、自衛のために恋がうまくできなくなるよなぁと考えさせられます。
恋の一歩を踏み出す勇気ももらえました！

こちらは短編集となっており、甘酸っぱい作品が詰め込まれています。どの作品も素敵ですが、おすすめはヤンキーと普通男子高校生の恋！
意外とピュアで一生懸命なヤンキーがとにかくツボです。わざわざ手をつなぐ作戦まで考えているシーンを読んだときは、声をだして笑いました。
手をつなぐ、ただそれだけのことでも読んでいてドキドキしてしまいます。私の初恋もこんな感じだったかなぁと振り返るきっかけになりました。