【セクマイ】性同一性障害について描いたマンガランキング

オッパイをとったカレシ。
「性別が、ない!」人たちとのつきあい方~実はあなたにも当てはまる20の性別パターンガイド~
スヌスムムリクの恋人

LGBTという言葉が一般的に認知されるようになって数年が経ちました。
でも、まだ理解していない部分もたくさんあるようです。今回は、性同一性障害をテーマにしたマンガをご紹介。セクシャルマイノリティに対する理解が深まります。

オッパイをとったカレシ。芹沢由紀子

自分はおかしいんじゃないか、女の身体だけれど心は男だということがバレたら気持ち悪がられるんじゃないか、家族の理解が得られないのでは…と苦悩する主人公の姿が繊細に描かれています。
スカートに抵抗を感じたり、男子と触れ合うことが嫌だったり、生理がきたことに嫌悪感がある、など性同一性障害ならではの行動が多数描かれていて、きちんと取材に基づいて作られた作品なのだと感じられました。

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「性別が、ない!」人たちとのつきあい方~実はあなたにも当てはまる20の性別パターンガイド~新井祥

性別って男女、二つだけじゃないの?と思っていた私の価値観を変えてくれたマンガがこちらです。

本書の作者もセクシャルマイノリティだということもあって、性別についてかなり詳しく調べられ、描かれています。セクシャルマイノリティは性同一性障害だけではなく、中性の人、無性の人、同性愛の人、服装だけ倒錯している人、など多様なパターンがあることを本書は教えてくれるので、とても勉強になります。

「性別が、ない!」人たちとのつきあい方~実はあなたにも当てはまる20の性別パターンガイド~の画像

スヌスムムリクの恋人タアモ

性同一性障害というテーマを、可愛い絵柄でライトに描いた一作です。
原作は野島伸司さんの小説です。野島伸司さんと言えば、暗くて思い雰囲気が得意の脚本家さんでもあるので、重たい気分にならないか心配しながら本作を読みました。
たしかにキャピキャピしたトーンの作品ではありませんが、絵柄が可愛いので、重くなりすぎずに読むことができました。

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わたし、男子校出身です。Comic椿姫彩菜

タレントの椿姫彩菜さんの実話をもとにしたマンガです。事実は小説より奇なり、ですね。
家族からの拒絶、一人で生きていく覚悟、そして受け入れられた喜び…心を揺さぶられる展開の連続でした。「障害は不便だけれど不幸ではない」と誰かが言っていましたが、たしかに障害はそれ自体は大変なことかもしれませんが、
自分の努力と周りのサポートがあれば、乗り越えられるものなのかもしれない、と感じました。

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G.I.D.庄司陽子

幼いころから男勝りだった主人公が、自分は間違って女の身体に生まれてきたのだと気が付き、周りの理解が得られない中で、男として生きようと奮闘する姿が描かれています。
今でこそ性同一性障害という言葉が普及しましたが、この言葉が普及する前は、「身体と心が一致しない」ことは病気とは考えられていませんでした。こういう人もいるんだという理解が深まることで、より万人が生きやすい世の中になると思います。

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