ガチファン集合! 90年代後半『なかよし』連載の隠れた名作5選

プライベートアイズ
ミル・フルール
うるきゅー

今もなお、大人気マンガ雑誌として少女たちに夢を与え続ける『なかよし』。その長い歴史の中では数えきれないほど多くの名作が生まれてきました。
そこで今回は90年代後半に連載された『なかよし』の隠れた名作をご紹介いたします。

プライベートアイズ野村あきこ

少女マンガでありながら、推理小説さながらのミステリーを味わえる『プライベートアイズ』。その徹底的に作り込まれたストーリー構成とキャラ設定、そして最後まで続く大どんでん返しの連続は、私たち読者の期待を良い意味で大きく裏切ってくれます。
なにより女子寮にスパイとして潜り込んだ主人公の相方・森村時緒(女装男子)。彼が時折見せる素の男子の表情は、必ずやあなたをギャップ萌えの世界へといざなってくれるでしょう。

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ミル・フルール秋元奈美

花を題材にした恋愛マンガ『ミル・フルール』。このマンガの魅力は何と言っても主人公の千花ちゃんの健気さ。一度した会ったことのない男の子との約束を5年間も守り続けたり、片思い中の幼馴染男子にお手製のポプリを作ったり。
好きな子に意地悪しては嫌われていた私にはまず無かった健気さですよ。本当すごいな、千花ちゃん。
そんな千花ちゃんの健気さはもちろん、物語が進むにつれ徐々に明かされる真実にもご注目を!

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うるきゅー秋元奈美

突然、目の前に超絶イケメンふたりが現れ、あれよあれよと言う間に彼らとイイ雰囲気に……。って、いくら少女マンガでも1巻序盤でそんなご都合主義展開ありえるかい! と思っていたら案の定このイケメンたち、まさかの○○野郎だったのです。
そんな彼らとの今後が気になるのはもちろん、『なかよし』にしてはかなり珍しい刺激有り展開満載の本作品。当時小学生だった私は親に隠れ、こっそりベッドの中で読んでいました。

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ゴーストハント小野不由美

「なぜこの作品を『なかよし』で連載しようと思ったのか聞かせてくれ」と言いたくなるほど、少女マンガとは思えぬ恐怖描写が満載のホラー作品『ゴーストハント』。しかも回を重ねるごとに増していくんですよ。ホラー度が。幽霊描写の恐怖度が。
それでも読むのを止められないのは「次巻はさらに怖い」とわかっていても続きが気になってしまうから。一度読み始めたらやめられない中毒性こそ、この作品一番の恐怖なのかもしれません。

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デリシャス!小林深雪

一切料理ができないにもかかわらず、天才料理少女として料理番組の司会を務めることになった主人公のりんごちゃん。おそらく現実であれば絶対にありえない展開ですが、いいんです。だってマンガだもの。
でもそんなりんごちゃんも努力を積み重ねることにより、徐々に料理の腕が上がっていきます。気がつけば私たち読者までもが料理上手になったかのような錯覚に陥ってしまうことでしょう。

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