空いた時間にすぐ読める短編集５選

このマンガは村上春樹が描くような純文学的な可視化出来ない表現をマンガという媒体に上手く落とし込んだような文学的な作品だと僕は思います。
読んでいて途中途中ギャグマンガなのでは？と感じるようなシーンもありますが、スッと心に感情が不思議なことに入ってくるんです。
このマンガを言葉で表すのはとても難しいですが なんとも言えない読後感を是非味わってみて頂きたいです。

ONE PEACE、尾田栄一郎の原点を見ることの出来る短編集。
ONE PEACE連載前の読み切りからONE PEACEの元となった読み切り『ROMANCE DAWN』などの作品が収録されており、
ONE PEACEを読んでいるけどまだこの作品をまだ読んだことがない方やONE PEACEを読んだことがない方にも是非とも読んで頂きたい短編集となっています。

去年連載３０周年を迎え今年の夏には国立美術館にて漫画家では手塚治虫先生以来の原画展を行われる。
荒木飛呂彦が描く大人気漫画ジョジョの奇妙な冒険。名前は知ってるけど読んだことがない…読んでみたいけど話が長いから手を出しにくい…そんな方に読んで頂きたいのがこの短編集です。
この作品には通算121巻にも渡るジョジョの奇妙な冒険というマンガのエッセンスをギュッと凝縮していて、この短編集を読めばジョジョという作品の不思議な魅力を味わう事が出来ます。

不思議な話が収録された短編集。
1つの話が８ページのみで構成されており、空いた時間に読むことが出来ます。
話1つ1つは独立しておらず別の話と繋がっていたりと短編集でありつつもクロスオーバー的な面も持っています。
1つ注意点としては可愛い絵柄をしていてメルヘンチックな匂いがプンプンしますが意外とバイオレンスな描写が多いので読む際には注意が必要です。

日陰者の人間達の屈折した感情や行動によって繰り広げられる短編集。
僕自身あまり性格が明るい方ではないので、共感できる部分もあるのですが、中々感情を読み解くのが難しいです。
ですが、1度分かると『なるほど！！そういう事だったのか！！』と納得する事が出来、納得した瞬間はとても気持ちが良くなります。
２度、３度と繰り返し読みたくなる短編集です。