マンガは心の処方箋? 癒やしマンガよりどり5選

天に向かってつば九郎
コトノバドライブ
ふらいんぐうぃっち

「癒やし」という言葉がよく取り上げられるようになりましたが、種類が増えすぎて何も考えたくないのにそこで悩ま されるのは本末転倒な感じもします。
そこで今回は私sayudotが思う「癒やしマンガ」を 5つ紹介します。
共通しているのは「寝る前に読みたい」という部 分だけでしょうか……。

天に向かってつば九郎東京ヤクルトスワローズ

癒やしといえばやっぱり動物ですよね!
神宮球場に生息するツバメを観察するマンガ…… というのは半分冗談ですが、この『天に向かってつば九郎』はプロ野球チーム・東京ヤク ルトスワローズのマスコット、つば九郎の「普段の生活」を描いたギャグマンガです。
ス ケッチブックを片手に無表情でビールと焼鳥をかっ喰らい暴れ回る姿にある種の癒やしが あると思うのですが、いかがでしょうか……?

コトノバドライブ芦奈野ひとし

早朝の誰もいない散歩道や夕方の薄暗い帰り道を歩くと、なんとなく不思議な事が起こり そうな予感がしませんか?
この作品はラーメン屋で働く女の子・すーちゃんがそんな日常 の中にあるちょっとした不思議に、ほんの数分だけ出会う作品です。 穏やかな日々の中に 一瞬強い風が吹いて何事もなく過ぎ去っていくような、そんな感覚がわかる人にオススメ したいマンガです。
まずはぜひ試し読みを!

ふらいんぐうぃっち石塚千尋

「お城とさくらとりんごのまち」というキャッチコピーがある街があります。
青森県の弘 前(ひろさき)市という街なのですが、実は私はそこの出身だったりします。
弘前のいいと ころは「人がみんな穏やかなところ」だと思っているのですが、この『ふらいんぐうぃっ ち』は横浜から弘前へ魔女修行のためにやってきた女の子が主人公の作品です。
雪国ある あるから地域の祭りまで、まるで自分がそこに暮らしているようになる感覚を味わえるの ではないかな、と思います。
青森出身の人はもちろん、そうでない人にも一度手に取って ほしい作品です。

セケンノハテマデサライネス

突然ですが、好きなバンドはありますか?
私は15年近くスピッツのファンを続けているの ですが、DVDなんかで見せるバンドメンバーのラフショットにはライブと違った魅力があ ります。
この『セケンノハテマデ』は、「メトロ6R4(シックスアールフォー)」という架 空のバンドのメンバーやその関係者たちの普段の姿を切り取ったコメディ作品です。
雑誌 やテレビでカッコよく振る舞うミュージシャンですが、舞台を降りた時とのギャップに癒 やされる人もいるのではないでしょうか。

写真屋カフカ山川直人

忘れてしまった思い出を、当時の写真を見てふと思い出したりすることがありますが、後 になって写真を撮っても元あった風景が映ることはありません。けれど、忘れてしまった その記憶が蘇るとしたらどうでしょう?この作品は、写真に写った人物や風景が一瞬だけ 昔の姿に戻る能力(?)を持った写真屋・カフカとその身の周りの人々を描いた、 すこし不思 議な作品がオムニバス形式で収録されています。作者の山川直人先生の温かみのある作画 にも注目です。