福沢諭吉は永遠の恋人。銭ゲバ女ライターが選ぶお金と仲良くなれるマンガTOP5

本作品に登場するヒロイン・紫の職業はデイトレーダー。その総資産は何と170億円。……いや、もうこの時点で羨ましさしかありませんよ。だって170億円って、世界総人口の倍以上の諭吉様が自分の元にいるんですよ！
でもお金があるからといって必ずしも幸せであるとは限らない。そう悩む紫が主人公と共に成長していく姿を描くと同時に、株についても学ぶことができる。まさに感動と知識を一度に得られる作品です。

突然、億単位の借金を背負ってしまった主人公が、完済方法として選んだのが不動産投資。とはいえそう簡単に利益など出るわけもなく、あれこれ模索しながら不動産投資の奥深さを学んでいきます。
そして常々「家賃収入だけで暮らしたい」と軽い気持ちで言っていた私ですが、読了後は自分の浅はかさに恥ずかしくなりました。同時にこれからは心を入れ替え、一からきちんと学んでいこうと決意した次第であります（多分）。

物語の舞台となるのは、私立学円園学園。この学園には他の学校と大きく違う点がひとつあります。それは“在学中に稼いだ金額が当人の評価になる”ということ。そのため生徒たちは「いかにして他人よりも稼ぐか」を考え、日々の学園生活を過ごしています。
そんな彼らが稼ぐために生み出した策の中には、私たちの日常でも活かせる内容が盛りだくさん！　まさに読んでいるだけでお金を儲けるためのノウハウが身につく作品なのです。

冒頭から散々お金好きアピールをしていた私ですが、正直、お金を怖いと思うときもあります。というのも、お金はときにその人の人格まで変えてしまいます。中にはお金を手に入れるためなら、手段すらも選ばない人間だっているでしょう。
『銭ドク』ではそんなお金という名の毒に冒された人々を、凄腕経営コンサルタントの主人公が次々に救っていきます。“お金は薬にも毒にもなる”ということを嫌でも実感させられる作品です。

投資マンガを語るうえで絶対に欠かせない作品と言えば、『インベスターZ』。中高一貫の男子校に通う主人公が、学校の運営資金を稼ぎ出すための投資部に入部するところから物語はスタート。とにかくタメになることしか書かれていません！
特に私のようにお金は好きだけど、文字ばかりの小難しい専門書は読んでいるだけで眠くなる！　という人にとっては、楽しみながら最後までお金のことを学べる一冊です。