先が気になる！サスペンスあり少女マンガBEST5

芦原先生は『砂時計』でも人間の弱いところを取り上げていましたが、この『Piece』ではさらにダークな部分を掘り下げています。
同級生のはるかの訃報を機にその過去を調べ始めるのですが、バラバラだった過去の真相が徐々に明らかになっていくのが、まさにパズルのピースがはまっていくようで鳥肌！
クールな主人公・水帆と謎の多い同級生・成海の関係にもドキドキ。最後は思わず「えっ」と声に出てしまう衝撃のラストが待っています。

入れ替わり系の話はドラマやアニメでもいくつかありますが、本作では美人で性格も良い・彼氏もいるというリア充・あゆみと、ブサイクで暗い然子の身体が入れ替わります。
この然子のビジュアルが少女マンガの中ではなかなか衝撃的なのですが、あゆみの心が入った然子がだんだん可愛らしく見えてくるから不思議。人は見た目が100％なんて言われていますが、そんなこともないと思わせられるストーリーで引き込まれます。勇気をもらえる作品です。

子姉妹の萌と苗、同じく双子兄弟の賢と武は4人仲良く過ごしていたが、萌が交通事故死し、さらにその遺体も消えてしまい…というところから始まるストーリー。
『こどものおもちゃ』で有名な小花美穂先生作品ですが、本作はコメディ的な部分は少なく、本格的なサスペンス。全3巻ですが、りぼん連載だったとは思えないくらいの読み応えです！遺体を元のように復活させる研究所がちょっと怖いですが、先が気になって一気に読んでしまいます。

最近、週刊誌報道や事務所との確執、セクハラ等々で連日騒がしい芸能界ですが、そんな芸能界の“闇”を描いているのがこの作品。
人気絶頂期に突如姿を消した清純派アイドル「真咲遥」の手記のゴーストライターを頼まれた佐倉。取材を重ねるうちに、驚くべき真実が明らかになっていきます。
実際にこんなことがあるのかどうかはわかりませんが、近しいことがあるのだとしたらとても恐ろしい…。大人になって芸能界復帰した遙は果たして復讐を遂げられるのか、先が気になるマンガです。

なかよしで連載されていた小野不由美先生原作のサイキック・ホラー。ごく普通の女子高生・麻衣がひょんなことから心霊現象を調査するナルの事務所で働くことになり…というミステリー作品です。
なかよしで連載されいただけあって読み口はライトで読みやすいのですが、ストーリーがしっかりあるので、一度読むと先が気になってどんどん引き込まれてしまいます。ただ、巻が進むにつれてわりと怖いシーンも出てくるので、そこだけは少しご覚悟を！
麻衣とナルの恋愛模様にも注目です。