勉強だけじゃない！部活、スポーツ…学生たちの熱い放課後マンガ5選

アニメ・映画化もした本作。小学生の時、転校生の新に教えてもらったかるたにのめり込み、高校でかるた部を作る千早が巻き起こす青春ストーリー。
まっすぐな性格の千早や新も良いですが、私は千早に想いを寄せながらも悩み苦しむ太一が好きです。そんな太一に対して原田先生が「青春すべて賭けてから言いなさい」と言い放つシーンが忘れられません。マンガ史に残る名場面の数々をぜひその目で見届けてください。

不良しかいない高校バスケ部に入部した身長149cmの空。はじめは相手にしなかった個性的な不良たちが空の純粋な熱意に影響されてだんだんとバスケに熱中していくスポーツマンガです。
“努力からの成功”が描かれることが多いスポーツマンガですが、『あひるの空』は努力したその先の現実まで描いているリアルな部活マンガなのが最大の魅力です。個人的には『スラムダンク』を超えるバスケマンガです！

偶然、ボールルームダンス＝競技ダンスと出会った平凡な中学生・多々良（たたら）が、「何か一つでいい、好きだと言えるものがあれば」という想いから、その世界に飛び込んでいくダンスマンガ。
徐々にダンスの魅力にハマり、ぐんぐん才能を発揮してゆく多々良の成長を応援したくなります。
そして、作者の竹内友先生が圧倒的画力で描き出すダンスシーンの迫力がとにかく凄い！マンガなのに今にも動き出しそうです。私もダンスをかじったことがあるのですが、とてもリアルで驚きました！

進学校に通う女子高生・紫が、ヤザガクに通う4人に学園祭のファッションショーのモデルとしてスカウトされるところから始まる青春ストーリー。
仲間とのドレス作り、母親との対立、イケメンだけど変わり者のジョージとのちょっと危ない恋…。勉強だけしてきた紫が自ら変わろうとする姿に共感。ファッションショーのシーンは圧巻。矢沢先生の描く、時代を選ばないファッションの数々には頭が下がります。

最近バラエティーなどでも注目されている“俳句”に青春を燃やす高校生たちの物語。
若い高校生たちが純粋な目で切り取った言葉を紡いで詠む句が新鮮で胸に響きます。俳句というと文科的で静かなイメージが強いですが、俳句甲子園を目指す中でのディベートシーンはなかなか迫力があっておもしろいです。いい句でもきちんと説得力を持って説明できないとダメなんて…。
日本の“俳句”という文化を見直すきっかけにもなるマンガです。