【婚活マンガはここまで進化した】今こそ読みたい婚活マンガ

結婚相手に求める条件って人それぞれ異なりますよね。本作の作者は、別居・子供はいらない・経済的自立を条件にした婚活をしています。子供はいらないって言い切っている婚活マンガって史上初じゃないですかね？
最近は「子供はいらない」と公言している人も増えてきたので、時代の流れを反映した現代的な一作だと感じました。

婚活というと20代〜40代の人がするもの、という先入観がありました。ですが、配偶者に先立たれた場合、余生を過ごすパートナーが欲しい、と考えるシルバー世代の男女も多いのだと最近知りました。
本作はそういったシルバー世代の婚活を描いた一作です。人生のパートナーに求めるものは、年齢とともに変化していくんだなあ、と感慨深く拝読しました。

若いころは、男女ともに、イケメン・美女に価値を見出しがちです。ですが、50代になったらどうでしょうか。
本作では、若いころは容姿が美しくないために損をしてきた女性のリベンジが描かれています。容姿の美しさは、年齢とともに陰りが出てくるのが普通ですから、年をとったときのために、容姿以外の武器を身につけておかなければならない、と強く感じさせられる一作でした。

本作はなんと、大手の結婚相談所ＩＢＪの協力のもと作られたマンガです。そのためか、結婚相談所に入会した後の流れや、婚活の心得などが詳細に描かれています。
婚活初心者の方は、本作を参考書として一冊読んでおけば安心かもしれません。ただ、これを読んでいると、婚活ってホントに精神力がいるんだなあ、と思わされます。
主人公の頑張りがアッパレです。

アラフォーの漫画家よしたに先生が「モテたい。でもモテるための努力はしたくない」とのたまりながらも、なんだかんだモテるために努力していくマンガです。
こういっちゃなんですが、ああ、こういうモテない男性いるなあ、というあるある感が満載です。ちょっと女の子に褒められて舞い上がり「僕は本当にチョロいし、女の子は本当にズルい」なんて思っちゃうところは、
可愛らしくもありますが、しっかりしろ！ と叱咤激励したくもなります。先生がいつか素敵な女性と出会うまで、しっかりと見届けたいと思えるマンガです。